日本一の湯量を誇る別府温泉は『別府八湯』と呼ばれる8つの地域によって成り立っています。
源泉の数はなんと2300にも及ぶとか。
そのなかでも以前から是非行ってみたい!と熱烈に思っていたのがズバリ『竹瓦温泉』
愛媛県の道後温泉と並んで、『千と千尋の神隠し』の世界観が味わえると噂のとっても歴史のある公共浴場なんです。
というわけで、竹瓦温泉から徒歩5分の場所にある『別府 利休』という宿に泊まりに行ってきました。
本日は、学生旅行や家族旅行など気心の知れたグループ旅行にピッタリな『別府 利休』を徹底レビューします。
Contents
別府【利休】は駐車場は無し!だけど徒歩10秒にコインPあり
大通りから一本入ると別府の町は一方通行の細い道だらけ。
ナビに住所を入力して行きましたが迷ってしまったので、少し詳しく書いておきます。
別府利休専用の駐車場はありません。
マルショク流川通り店というスーパーマーケットをとにかく目指しましょう。
マルショク流川通り店
マルショクの駐車場に停めればOKです。
駐車料金は上限付きなので、13時間23分停めても550円でした。(2020年2月現在)
こちらの駐車場に裏口のようなところがあります。
そこから出て右に曲がればすぐに別府利休に到着です。
電車で行く人も、とにかくマルショク流川通り店を目指して向かってください。
JR日豊線の別府駅からは歩いて約10分ほどです。
別府駅では、別府観光の生みの親ともいわれる油谷熊八さんのユニークな銅像がお迎えしてくれます。
別府【利休】無人ホテルだけどセキュリティは万全
別府利休は完全無人ホテル。
チェックインはこちらのタブレットで宿泊者名簿を入力すればOKです。
予約した全員分の入力が必要なので少し面倒ですが、チェックアウトの手続きは一切なし。
チェックインやチェックアウトの連絡も必要ありません。
事前にエントランスパスやルームパスが入室方法の説明と一緒にメールで送られてきます。
オートロック式なので、セキュリティ面も安心。
また、フロントは無人ですが管理会社の電話番号もメールに記載されています。
ルームキーの防犯アラームが鳴ってしまい止められず、あわてて管理会社に連絡を取りました。
別府【利休】生活用品はほとんど完備
外人さんウケがよさそうな落ち着いた和モダンのお部屋です。
ベッドルームは2つ。
ダブルベッドが3台あり、母子5人でも広々寝ることができました。
私たちがとまった101号室は6名まで宿泊ができますが、10人まで泊まれる部屋もあるそうです。
子供は添い寝の場合は無料でした。
このベッドのマットレスがすごく快適で感激。
フロントに人がいたら聞いて帰りたいほど、ぐっすり眠ることができました。
水回りは設備が新しく清潔。
お風呂はユニットバスですが浴槽付きです。
※この画像は101号室のものではありません。
ドライヤーは棚の中に収納されていました。
キッチンには一通りの食器や調理器具が完備しています。
その他、電子レンジや冷蔵庫、湯沸かし器もあります。
簡単な調理なら十分できそうです。
恒例のランドリーチェック。
ランドリールームは2階にあります。
壁が薄いのか、廊下に出るとほかの部屋の声が聞こえてきます。
乾燥機と洗濯機がそれぞれ2台ずつ。
乾燥機が異様に高い位置にあるのでそばに置いてある脚立を使って取り出します。
なんと洗濯機も乾燥機も無料でした。
しかも洗剤の備え付けもあり!
別府【利休】は竹瓦温泉まで徒歩5分!
別府利休への到着時間が遅くなってしまったので夜は部屋のお風呂に入り、竹瓦温泉は翌朝のお楽しみにすることに。
地元の人にも愛されていて、朝6時半からやってるんですって。
10時にチェックアウトなので、まずはマルショクで前日に買った朝ご飯を頂きます。
とっちらかった画像ですみません。
さ〇うのご飯と納豆、めかぶ、フィリーズドライのお味噌汁でほぼいつも通りの朝ご飯を頂きました。
さて、チェックアウト時間の10時より少し早いですが、チェックアウトして竹瓦温泉に行ってみましょう。
竹瓦温泉には駐車場がないので、荷物を車に入れて歩いて向かいます。
せっかくなので、朝のお散歩がてらブラブラと遠回りしてみます。
早朝だったのでお店はどこも閉まっていましたが、商店街のようなところも。
食べるところには困らなそうです。
温泉の上が公民館なのでしょうか?
こんなレトロな公共浴場も発見。
子宝の湯として地元のひとに人気だとか。
ちなみに、別府の公共浴場ではお風呂のフチに座るのはルール違反。
フチに頭を置きながら浸かる人が多く、そんな場所にお尻を置くなというのが理由だとか。
旅先でちょっと変わったマンホールがあると、つい写真を撮りたくなってしまいます。
別府には初めて来たのですが、なんというか大人の世界。
子連れの方はちょっと刺激が強いかもです。
なんともレトロな小路を見つけました。
早朝なので子供連れでも気兼ねなくタオルを持ってブラブラします。
こんなおしゃれなお店もありました。
こんなところに入っていってもいいのかしら。
古い建物がぎゅうぎゅうに詰め込まれた小路です。
夜の雰囲気はこんな感じだそうです。
さぁ、いよいよ竹瓦温泉に入ってみます。
竹瓦温泉は明治12年から営業を始め、当初は竹瓦葺きで作られていたそうです。
その後現在の瓦葺きに改修され、当時の姿を偲んで『竹瓦温泉』と呼ばれるようになったとか。
ちなみに現在の建物は昭和13年に建てられたものなんですって。
まずは入浴券を受け付けの人に渡します。
券売機で迷っていると
「子供が4人もいんのか!!2人分でいいよ!」と豪快なおじさまでした。
中に入ると、ますます竹瓦温泉の歴史を感じます。
なんだかここだけ時がとまっているかのよう。
竹瓦温泉には普通の温泉のほかに砂風呂があります。
砂風呂は8:00~22:30と温泉よりも時間が短いので注意してくださいね。
とっても興味があったのですが、今回は主人がおらず子供達だけで待たせておくわけにはいかないので断念。
お借りした画像を貼っておきます。
広間は天井が高くとても広々としており雰囲気抜群。
畳コーナーもあり、湯上りにのんびり休憩ができます。
鍵付きのロッカーが必要な場合は、こちらで使ってくださいね。
また、別府の公共浴場の特徴として、ほとんどの温泉にシャンプーなどのアメニティは備わっていません。
受付で購入するか、持参しましょう。
のれんをくぐるとすぐに脱衣所です。
簡単なロッカーとベンチがあるのみ。
扉などなく、階段を降りると浴槽があります。
地上よりも下にある温泉は、ポンプなどがない時代に温泉のお湯をスムーズに浴槽へ注ぎやすくするための工夫だとか。
つまり、それくらい歴史があり地元の人に愛され続けている温泉ということですね。
地元のお年寄りと一緒にボーっとお湯につかっていると、タイムスリップしてしまったような不思議な感覚です。
お湯の良さはもちろん、日本人に生まれてよかった!と心までリラックスできました。
竹瓦温泉詳細データ
住所
大分県別府市元町16-23
(地図)
電話番号
0977-23-1585
営業時間
普通浴 午前6時30分~22時30分
砂 湯 午前8時~22時30分(最終受付21時30分)
定休日
普通浴 12月の第3水曜日
砂 湯 第3水曜日(祝日の場合は翌日)
駐車場
なし
別府【利休】とにかく安いからグループ旅行におすすめ
別府利休は無人のホテルなのでルームサービスや食事の手配などありません。
有名な旅館が並ぶ別府地域の中でもとにかく宿泊費が安いです。
回りにはいくらでも飲食店がありますし、温泉の公共浴場もたくさんあります。
自由度を求めるグループ旅行には本当におすすめです。
ちなみに別府利休から歩いて5分ほどのところには24時間営業の公共浴場もありますよ。
主人が一緒にいれば、夜中にひとりで行ってみたかったな・・。
今回は子供たちを置いていけないので我慢です。
駅前高等温泉詳細データ
住所
大分県別府市駅前町13-14
(地図)
電話番号
0977-21-0541
営業時間
(並 湯)午前6時45分~午後10時45分
(高等湯)24時間
定休日
年2回、大掃除の時(4月/11月)
駐車場
有り(8台)
別府利休から徒歩圏でなんでも揃っているので、素泊まりでも快適に過ごせました。
我が家の子供たちは、おしゃれな無人ホテルにテンション爆上げでした。
キッチン付きなので、小さい子供がいる家族旅行にもおすすめです。
近くの観光スポットを探すのにぴったりな地図を見つけたので載せておきます。
大分駅周辺で安くてきれいで気楽なホテルをお探しの人は『別府 利休』をおすすめします。
宿泊料金が安い分、観光や美味しいものをたくさん楽しめる旅にしてくださいね!
別府 利休詳細データ